病院のたらい回し

  
さて、今回のストーリーの後半で、主人公の病院長のもとへマスコミが押し寄せてくるシーンがあり、非常に考えさせられることがありました。
  
心肺停止の子どもが大病院の受け入れ拒否でたらい回しになり、「青空こどもクリニック(24時間365日の小児科病院を実現しようとする病院)」に運ばれ、命は助かるのですが、報道陣が、大病院のたらい回しについて、小西真奈美演じる院長(そら先生)に意見を求めるのです。
それに対し、同病院長が、
   
「何故そんな質問しか出来ないのですか?
 〜〜
 子どもの受け入れを断る事が、どれだけ苦しいことか分かりますか?
 〜〜
 医者個人の力ではどうすることもできない医療現場の実情も知って下さい。
 たらい回しという言葉を生む医療の悪循環を断ち切る方法を一緒に考えて下さい
  
と言います。
    
  
非常に考えさせられました。しかし、未だに自分に出来ることが分かりません。
私達は、
    
相手の状況を知った上で、その立場に立って、考えているだろうか?
好き勝手な「批判」、自分に都合の良い「要求」ばかりを言っていないだろうか?
助け合えることは無いか、を考えているだろうか?
    
自分に出来ることは何か・・・を考え続けたいと思います。