Web3.0

Web2.0」という言葉があったかと思えば、「Web3.0」なんていう言葉も1年ぐらい前から出たりしています。
時期が時期だったので「Web3.0(笑)」なんて思っていたのですが、正月休みの間にWeb3.0を解説した書籍を読んでいたところ、「今後のWebは、パーソナライゼーションがより強化されていく」という点にいたく共感しました。


転職mapxも「広告業」です。
広告というのは、一方的に押し付けられるだけでは単なる「邪魔な広告」でしかありませんが、
自分に興味のある、役立ちそうだと"感じた"広告は「有益な情報」にはや代わりします。
で、昔のWeb広告というのは、この後者を多くするために「アプローチする対象」を増やして対応してきました。
(大量のメールDMを発信する、PV数が膨大なポータルサイトに広告掲載する、など)
当然のことですが、そうすると「邪魔な広告」と感じる人たちもたくさん増えます。
そう感じる人が増えてしまうと、逆に「有益な情報」と感じる人はどんどん減ってしまいます。
(自分達が投げる情報は「有益な情報」と感じてくれる人でも、別の事業者が投げる情報は「邪魔な広告」と感じてしまうことがあるため)
結果、遅かれ早かれ広告市場全体の規模縮小が起きてしまうわけですね。


私なんかが言うのも生意気ですが、最近テレビ・新聞広告の売上げが落ちているのは、これにクライアントが気付き始めたから、だと感じています。
(こういったマス媒体のパワーも、使い方次第ではまだまだ全然イケる、と思うのですが)
大多数の「邪魔な広告」と感じる人と、少数の「有益な情報」と感じる人にアプローチするやり方では、Webの広告も、このままでは同じところに行き着いてしまいます。
そうならないためにも、「パーソナライゼーション」というのは非常に重要な考えだと思います。