広告のパーソナライゼーション

「パーソナライゼーション」。直訳すると、「個人化する」、「何かを個人個人に合わせてカスタマイズすること」という意味になります。
Wikipediaの記述を少し借りれば、「福井翔一と書いてある消しゴムがあれば、それは福井翔一向けにパーソナライゼーションされた消しゴムだ」ということになります。
こうやって考えると、転職mapxのログイン後マイページだって「○○さん向けにパーソナライゼーションされたページ」ということになります。


が、書籍などで出てくる「パーソナライゼーション」というのは、これをさらに一歩進歩させて、
「対象者の趣味趣向といった情報を収集し、その人が興味を持つもの「だけ」を届ける」これが究極のパーソナライゼーションといわれています。


例えば、
「閲覧する人の興味・趣向といった情報を記録しておき、個人個人あった広告だけを表示。」
というサイトがあったとします。
こうなると、広告だけが大量に集められたサイトでも、それは最早「広告サイト」ではなく、
見る人にとって「膨大なコンテンツの山」となるわけです。
そこにはもう、広告を「邪魔な広告」と感じる人はおらず、最早コンテンツと広告の間には
何の差異も存在しません。というか、極端な話「広告」というネーミングすら不適切になります。


もちろん問題はあり、広告の一つの指標である「インプレッション数(簡単に言えば、広告が表示された回数)」は、一つ一つの広告について大きく落ちる事になります。
また、「閲覧する人の興味・趣向情報」の収集・分析が不完全であると、「邪魔な広告」という人が発生し、今までと余り変わらないアプローチ方法になってしまいます。

が、前者は広告の作り方を変えることで解決可能です。
それどころか、最終的な効果は以前の何倍にもなるはずです。
後者についてはまだまだ課題は山積していますが、それを解決しようと沢山のエンジニア・広告マンが取り組んでいることから、いずれ必ず解決されると信じています。


一例として、最近Yahoo・オーバーチュアが、利用者の興味・趣向に合わせて広告を表示する「インタレストマッチ」をリリースしました。
現在はまだロジックもしっかりとしていないようで、AdSence広告との違いがイマイチ見えませんが、ゆくゆくは大きな効果を生み出してくれることを期待しています。


これなんかは、Yahoo・オーバーチュアという巨頭が「パーソナライゼーション」を意識している、ということを如実に物語っているのではないでしょうか?
今後は転職mapxも、「パーソナライゼーション」を意識したコンテンツ作りに励もう、と決意を新たにした正月でした。




…といいつつ3kgぐらい太ったんですけどね。
ああああああ、どうしよう…。