菅首相に関する本を読んで…

  
オバマ大統領の著作を読んだ時と比べ、個人的には、菅首相には、あまり興味を持てませんでした。
理由としては、インタビュー形式の本だった事もありますが、“政権交代”が前面に出過ぎているせいか、「日本をどんな国にしていきたいのか?」というテーマが見えなかったからだと思います。
  
ですが、下記の印象を受けた点では、とても好感を持てました。
    
・行政や官僚に対する“違和感の持ち方”が一般庶民に近い
・“おかしい事は変えていこう”という意気込みは非常に強い
・他の政治家に比べ、あまり綺麗事を言わない
 
   
菅首相は“リアリスト”と呼ばれている様ですが、今の日本には合ってるのかも知れない、とも思いました。
少なくとも「政権交代」を実現するには打ってつけの人だった様に感じました。
  
情報収集の初期段階ではありますが、現時点での、菅内閣への山崎感想としては、
   
「夢」や「理想」は次世代に任せ、
まずは「二大政党を磐石にする」「税金のムダを無くす」という点に集中して欲しい。

   
という結論です。
「夢」や「理想」に溢れる人は、あらゆる文章やコメントから滲み出てくるものだと思うので、無理にそれを作る必要は無く、菅首相に合った政策を取って欲しいと感じました。

(ちなみに“増税”は「夢」や「理想」への投資だと、私は思っていますので、現時点では反対です。)