オシム家の親類。叔父と叔母
この家の親類は、基本的にみんな面白いのですが、特に父の兄、K二おじちゃんと、兄嫁、A子おばちゃんがおもろい(以下、敬称(?)略)。
ナイナイの岡村に似ているK二(本名・岡村)は、ご近所さんから
「あ、ナイナイの岡村だ!」
といわれると、
「似てねぇて!」
と、怒る。
わりに、A子いわく、『町のナイナイ岡村』として
小学生に写真をせがまれると、ピースサインで写真に写るらしい。
今回の宴会の席でも、K二は、結婚・離婚・出産など、
(主に自分の子供の)波乱万丈な親類たち全員を目の前にして、
「増えたり、減ったり、変わったり、いろいろあっけど、かんぱーい!」
と、乾杯の音頭をまじめにとっていました。
「よけいなこと、いいなさんな!」
と、いつもどおりA子に怒られるK二なのでした。
ほんとだよ‥当事者もいるし。
と、思いつつ、K二が言うと、そういうギャグも受け入れてしまうし、
それを余裕で笑って受け入れる親類たちなのです
(そして後世まで、それがネタとなって語り継がれる)。
それでも宴会の席で一人の親戚がいった。
「でもさー、K二さん、今年のオリンピックみながら、
『おれぁ、A子に、金メダルやりたいやー』ってゆってたもんね〜。
ラーブラブだてぇ、このふたりはー」
そんなときもA子は、冷たく
「ほーんと、ばかだてー」
昔っから、この掛け合いって変わらないよなー、と思ったとき、なにかと同じだと思いました。
あ、『サザエさん』みたいなんだ。
家の前の田んぼから、この家を引きで撮って、笑い声がするのを想像すると、ほらほら、みんなの、声がする〜♪って感じ。
ここにくると、つくり笑いも、合わせ笑いもなく、心の底から、おなかを抱えて同じ話題で、同じ掛け合いをして、みんながいちいち笑う。
私の中でここは、いつでもいつまでも、
[楽しい]イメージがこびりついるのだと思います。
ストーリーや声優が変わっても、『サザエさん』の与える印象が同じなように(ただし、実写版はずるい。わかめは宮沢りえにはならないと思う)。