「イメージ」なんて信じるな

emanagement2009-03-18

福井@開発チームです。
…ブログ担当をすっかり失念していました。無駄足踏ませてしまった方、申し訳ないです。


先日東京に来てから初めて、上野動物園に行ってきました。
子供もいないのにこの年で動物園、というのもなにやら恥ずかしいものですが。


そこである動物の意外な生態を知り、ドえらく驚いたので一つ小噺を。
みなさんも一度は見た事ある上、歯磨きのCMやら何やらで、某象的なアレや某キリン的なアレ並みに有名な「カバ」。
実はこいつ、一説によると「アフリカにおける野生動物が原因の死亡例数ナンバー1」らしいです。
そう、ライオンやハイエナなどの肉食獣ではなく、
世間一般のイメージでは恐らく「おとなしい」動物のカバが、です。


・非常に縄張り意識が強い
・子連れのカバは無差別に攻撃を仕掛けるほど凶暴
・草食オンリーと思われがちだが、実は肉も喰う
・体重1〜4トン・時速40kmと、乗用車並みのパワーの突進力
 (カールルイスよりも余裕で速いです。まず逃げられません)


と、世間のイメージとはかけ離れた生態を持つのがカバだったりするそうです。
実に恐ろしい。


このカバのように、「イメージ」というものは実はその実態からかけ離れていることはザラです。
世間一般に浸透しているものでも↑の有様なので、自分が持っているイメージなんて尚更です。


前置きが長くなりましたが、要するに「イメージなんて信じるな」ってことです。
これは何も↑みたいな例に限った話でなく、仕事探しや求人においても同じことです。


例えば、私の今の仕事内容は、通常の職種に当てはめると「マーケティング・分析」にあたりますが、
この言葉は、特に若い世代には非常に人気です。
ある後輩の言葉によると「何か指先一つで大きな数字を動かすイメージがあって、格好いい!」だそうです(笑)
が、その実やる作業は、大半が数字集めで、あとはその数字とのにらめっこがメインです。
↑のような華々しいイメージなんて、本質のごくごくごくごく一部だけです。(自虐ではないです。念のため)


その逆に、よくないイメージを持たれている「営業」「テレマ」なんてのもあります。
が、これだって「マイナスのイメージ」は、実は本質の上澄みだけ、なんてのもザラです。


そういう「イメージ」だけで仕事を選ぶことほど、危険なことはありません。
…と、皆さん頭の中ではわかっているようなんですが、これを取っ払うのは中々難しいのも事実。
そこでお勧めするのが、
「既にその仕事で働いている人に、聞いてみる」ってことです。


「そんなの知ってるわボケ!」な意見、ごもっともです。
が、意外なほど、これをやってる人って少ないんです。


自分が就きたい仕事で既に働いている人の声ほど、真に迫るものはない、といっても過言ではありません。
たぶん大半の方は、その仕事の「嫌な部分」を話したがるとは思うのですが、
必ず「その仕事でよかった部分」を意識的に聞くようにしてみてください。
これだけで大分理解度が変わってきますし、働き始めた後の「こんなはずでは…」を防ぐことができます。
(ただし、質問した人の回答も、1 of themであることは忘れないで下さい)


今はSNSや知恵袋サイトなど、聞きやすい場所がたくさんありますので、別職種への転職をお考えの方は
是非一度お試しを。