要するに、やっぱ人気者になりたい。っていう話。 *オシム*

最近、オシムは、音楽にハマっているらしい(らしいて、なんだ)。
と、いっても、ただi-Podで聴くとかではなく
(なぜならi-Podはおうちのどこかで眠っているからです)。
生…そう、『LIVE(ライヴ)』です…!


この夏、さまざまなライヴに参加してきました。
と、いっても、オシムは普段、音楽や芸能人にきゃあきゃあ言うような、
「ザイル(EXILE)ちょーかっこいー!」とか
アムロちゃん(安室奈美恵)かわいー!」といって興奮!するような、
いわゆる若いじょしではないのです。


当社代表・山本に、「オシムはおばちゃんだね…」と
ほぼ毎日いわれるくらい(納得いきませんが。25なのに。)。


それでもこの夏は、何がきっかけということもなかったのですが、
たまたま夏にライヴに行く機会が多く…
知らない世界を知ると、とたんに興味の泉があふれるワタシ…
ぐいぐいとライヴの魅力に引き込まれて行ったのでした。




ライヴはいい。
行ってみてそう思いました。
今までにない感覚。


具体的に感じたことは、ふたつありました。
ひとつは、ライヴっていうのは『行く』んじゃない…
『参加する』もんだ…!ということ。
もうひとつは、どんな人も、『ヒト』なんだなぁということ。


普段テレビやパソコンなどで耳にし、観るアーティストたちの姿は
やはり画面の向こうの存在でしかなく、
いい曲だなぁとか、かわいいなぁとか、
そんなことぐらいしか今までは思いませんでした。


けれども、その存在を目の前で確かに感じると、
舞台に立つアーティストたちに
自分を含む、参加者みんなが自然ととりこまれてしまう。


その壇上の人物の歌やそこにいる人たちへの想いが塊のようになって届き、
見る側にそれがゆっくり溶けるように伝い、
それを受け止めよう、返そうってもう、
なんていうか、魂のキャッチボールとでもいいましょうか。


気づけばその演者に『参加』し、『協力』したくなってしまう。




それでも、歌の間に話しをする姿なんかを見ると、
その画面で映し出されるよりもずっと華奢で、小さく
ほんと、普通に、自分と同じような『ヒト』でしかなく。
発言も「暑いね〜」とか、もう本当に普通だったりして。


それを見ると、こういう人たちも
私と同じように悩み、悲しみ、苦しみ、
そして笑ったり、好きな人、嫌いなものがある、『ヒト』なのね。
そんな当たり前のことを、初めてちゃんと気づいたようでした。


それでもやっぱり、自分は知らないであろうこれだけの人を集め、
たくさん名前を呼ばれ、共に自分の歌を唄ってもらい。
このような存在であるということは、それだけで大いなる価値だ、と
本当にそう思いました。




満足感いっぱいで帰る帰り道、混雑した人波のなかで
近くを通った女の子たちがこんなことを言っていた。


「ほんと良かった…来てよかった。
 ホント、元気もらったよね。
 明日からがんばれるわ〜…」


そんな風に人に思わせるのってすごい。
私もそんな人間になりたい。
自分の今いるところで、それはどうやったら実現できるだろうか。


ということを、本気で考えました。
…勉強するしかない。いろんな意味で。


こんな風に、ライヴにとっぷりハマったワタクシ。
興味あることしかやらず、知らないでいるのはつまらないのかもな、と思い、
今度は特に興味のなかったジャンルの映画を
代表・山本の勧めで観ることになりそうです
(イエ、お貸しいただくことになりそうです)。


観ることには抵抗ない(むしろ興味あり)ですが…
007・スターウォーズマトリックスを観てないからって
そんなに有り得ないような扱いしなくてもいいじゃないですかー…!


ドカーン!!とか、日本人に合わないシュールなジョークとか、
よくわかんない武器で戦いとか、わかんないんだもーん…!


これも教養。人気者への第一歩。
…なのか…??



オシム