私の「グリーンカード」*オシム*

先日サッカーワールドカップで日本は沸き立ちました。
結果はベスト16で敗退となりましたが
サッカーをよく知らない私から見ても周囲(自分の周り)の反応、
選手たちへの評価は、いままでのどのW杯よりも高評価でした。


必至のディフェンスで守りに徹することを貫いた日本代表選手たちの姿は
なにより未来のサッカー選手を目指す子供たちに
さらなる夢や希望を与えたことと思います。




さて、そんな夢とボールを追いかけているであろう
サッカー少年たちの様子を、先日たまたまテレビでみかけました。
恐らく土曜か日曜の夕方のニュース番組かなにか(曖昧すぎる…)。


そのときに、少年サッカー(フットサル?)には、
「イエロー」でも「レッド」でもなく
グリーンカード」というカードがあることを知りました。




テレビ風にすすめると


映像には時々に審判が特定の子供に向かって
その名のとおり緑色のカードを高らかに挙げる姿。


−一体あのカードは何の意味を持つのでしょうか?−


子供たちに聞いてみると…


「もらうと嬉しい!」


「頑張ろうって思う」


という声。
どうやらいい意味のカードらしい。


何だと思います?




正解は、Wikiぺディア、≪グリーンカード (サッカー)≫より。

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グリーンカード(Green Card)とは選手に対する教育的側面から
フェアプレイ・マナー・頑張りを褒めるために
主審が提示(もしくは選手への贈呈)するカードである。


【概要】
日本サッカー協会JFA)が2002年のワールドカップ終了後に
重要施策として掲げた「キャプテンズ・ミッション」。
そのミッション3に位置づけられた「JFAキッズプログラム」と称する
幼年層(U-10、U-8、U-6(ここでいうUは年齢別競技の意味))への
普及・育成プログラムがある。
既存のルールにはレッドカード・イエローカードなどの
ルール違反に対する罰則(減点法)があり、やってはいけないことへの
指導はあるが、対象である幼年期に対してはとくにフェアプレイ精神や
競技者同士の助け合いなどの行動の育成(褒めることに重点を置く)が
競技者及びその指導者などに対して重要と考え、
このプログラム内の一環としてグリーンカードは提案された。
教育的側面を考え、キッズの定義にとらわれずにU-12などにも
使用の奨励がされている。

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そう、「グリーンカード」はフェアプレーを賞賛するカードなのです。
映像には子供がプレイ中、倒れてしまった相手に手を差し伸べる姿や
しっかりと挨拶をしている姿などが映し出されていました。




この紹介の映像を見たとき、大人や企業にも
グリーンカード」があればいいのに、と思いました。


もちろん
この人は頑張ってる!
この企業はすごい!
ということはWEBでもメディアでもすでに言われていることはありますが
お金や地位が上がれば上がるほど、いい風にも悪い風にも
映像にしたり文章にしたりすることが出来てしまいます。


いざ、自分がお付き合いしたい企業、人を探そうとしても
WEBやテレビ、新聞、雑誌などだけではどうも信用なりません。


だからわかりやすくグリーンカード持ってます!って
いってくれたらいいのに、と考えながら、はたと気づく。




価値観は人それぞれ。
何を「グリーン」と思うかは人によって判断基準が異なるのだ。




それじゃあ私が、会社が思う「グリーン」を見つけるには
どうすればいいのか?


答えは
「自分で基準をもって見つけるしかない」ということ。


そう考えるとなにかに頼るのではなく自分で判断することが
当たり前ながら一番大事なのだということに改めて気づきました。


自分基準が信用できなければだめですけどね。





いままで出会った人、会社、コミュニティで
私が「グリーンカード!」と手を高らかに挙げられるものを
心の中にグリーンの付箋を貼って大事にしていこう。


そして基準は年齢や環境と共に変われど、
気づけばきっとそばに置いてる私の「クリーン」には
きっと共通点があるはず。


自分がいいと思う人、つながっていたい会社の共通点はなんだろう。


その共通点を見つけて同じグリーンさんを増やしていこう…
と、ひっそり心に決めたオシムなのでした。